第333話彼女を守れないなら、彼女から離れてください

「何ですって?リアノンが逮捕された?」

カリスタがリアノンの逮捕を知ったのは、そういう経緯だった。

詳しい話を聞こうとしたが、リアノンが捕まったばかりで、家族のほうも大して把握していないらしい。

ただ、リアノンが誰かを雇って、誰かを誘拐させようとした――それだけは言っていた。

カリスタにはだいたい察しがついた。エミリーをさらわせる計画が露見したに違いない。

彼女は家でいくつも物を叩き割った。

「馬鹿、馬鹿!どうしてこんなしくじり方をするの?エミリーはぴんぴんしてるのに、あの子は自分で牢屋行きだなんて」

ひとしきりぶちまけると、カリスタはまた不安に襲われた。

もしリアノンが自分を...

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